…嫉妬って…。
「私と中井の…え〜、接吻(せっぷん)に、嫉妬?」
「接吻って…。笑
…そうですよ。あの先輩、殴ってやりたかったです。
でも…、それ以上に今までの自分に自信がなかったから…先輩をあの先輩と引き剥がす権利もないかな…って。」
殴ってやりたかったって…。笑
いや、でも事実上、私のファーストキスを奪ったんだ。
この罪は重い。…今度顔面にバスケットボールをあててやろう。
「でも…、もう、遠慮しません。」
「…え?」
日向くんは私の手を掴み、ぎゅっと握った。
「先輩が、好きって言ってくれたから、
もう先輩は…俺のもん。」
「なっ……!」
日向くんが、満足そうに笑う。
やばい、この笑顔は…だめだ。
今、私の顔は絶対赤いだろう。

