妄想少女の不器用な恋☆

もう9時か…


「じゃあ、さっさと食ってみんなで風呂入るぞ」


「「「えっ!?」」」


みんなが驚いたように言う


「みんなでって…入れんのかよ」


樹が言った


「温泉」


「「「温泉!?」」」


「今時間いけんのー?」
美月が言う


「いや…この前親父が庭に温泉つくってさぁ」


みんなの顔がひきつっている


俺、なんかしたかなと思ってしまう
その後みんなで夜ご飯をたべた


「葵ちゃんがいなかったら絶対颯太の下手な料理たべなきゃなかった」


美月が葵に言っている


こっそり言っているつもりだろうけど、俺には全部きこえてる


「美月。全部きこえてんだけどー?」



「あっはは!ごっめーん」


全然そう思ってないだろと言いたくなる