あの後無事送り届けた私は何も詮索することなく帰った






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『じゃあ、私はこれで…』





「あの、何も言わないんですか?」





『なにが』





「え、えと」






『何もないんだからいいだろ?』







「は、はい!あの、お名前は?」




…う~んあ、




『秘密。絶対また会うことになるわ。また会ったらよろしくね。』








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この時の私は夢にも思わなかったんだ。




この出来事がこれからの私の人生を変えることになるとは…