なにがおきたのかわからないまま美里がいる教室に戻ると美里がニヤニヤしながらこっちに来た。
「どうだった？やっぱ告白だった？」
こっちはドキドキしているのになんか直球に聞いてきた。
「うん。」
美里のことだから誤魔化しても気づくと思うから本当のことを言った。
すると。
「おぉ、じゃあ恋人になったんだね！おめでとう！」
美里に言われて気がついた。
私は翔太と恋人になったのだ。
ずっと片想いだと思って追い続けてきた気持ちら実は両想いだったのか。
これは喜んでいいんだよね。まだ心臓が落ち着いていない私はまだ素直に喜べない。そんな私の表情を見て美里が…
「え、なに。愁夏、もしかして嬉しくないの？」
「いや、そうゆう訳じゃないんだけどさ。翔太と付き合ったんだね、って思って嬉しくて逆にボーッとしている」
なにを言っているのかと自分でとわからなくなって笑ってしまった。
でも、翔太と付き合うことができたと言うことがだんだんとわかってきて嬉しくなってきた。
でも、なぜか素直に喜べなくて。
なんか心にモヤモヤとした霧がかかった感じな気がして、なんとなくこれから嫌な事が起きるきがしたんだ。