学校についていろんな子達が賑わっている中私は1人でクラスの表を見るけど中学校のときの子なんて2.3人しかいないし、この知ってる子がいるわけでもないからこのクラスが良いのかも悪いのかもわからない。
とりあえず私はAからG組まであるなかでBみたい。
西田だから出席番号順じゃいつも後ろの方。隣の席の子は…と。
ふと隣を見ると、

寝てる…

寝てるし。しかもめっちゃ気持ちよさそうじゃん、
そんなこと考えてたらチャイムがなって担任が入ってきた。どうやら担任は男の先生みたい。
「出欠確認するぞー。」
高校生活の最初は出欠確認みたい。
最初から担任が名前を呼んでいくなか
「中西ー。寝てるのか。おい西田、中西起こしてやれ。」
あ。隣の席の子中西君って言うんだ。…ってえ、えぇぇぇ?!
な、なんで私が…でも隣の席だし起こすか…
「あ、あのー」
私が小さい声で中西君の肩を揺すると「…ん?」
やる気のなさそうな声で顔を上げた。
………え
顔…かっこいい。
真っ黒でストレートな髪に耳には2つのピアス、二重の彼は今までのなかで一番かっこいい人かもしれない。

でもそのときはかっこいいなぐらいにしか思っていなかったんだ。
この出会いがこれからの私の人生を変えるなんて本当に…思ってもいなかった。
今日は入学式だからだるーい式と校長先生の長ーいお話とみんなと先生の自己紹介で高校生初日は終わりを告げた。
ホームルームが終わったら前の席の永井さらちゃんが話しかけてくれた。
「ねーね、何中出身??私東中から来たんだ、さらって読んでねよろしく」長い髪を下で2つに分けて軽く巻いてある髪型は明るい彼女に似合っていると思う。
「私は北中からきたんだ、私は愁夏って読んでね!よろしくさら♪」
入学早々いろんなことがあったけ可愛い子と友達になれて一安心。
明日からまた楽しみだな。