黒田さんと山海くん


ちっ・・・芦原くんと一緒に意味深な笑みでこっちを見てる。

 
そんな事してるんだったら助けて!!


完璧に気づいてるよね!!


ってか、あの2人あんな事してるんだったら、告白して付き合ってよ!!


そしてリア充爆発しろ!!


・・・って思いっ切り話ずれてる。


今私は直人に腕を掴まれていて、逃げられない状態。


そして頼みの綱の私の可愛い可愛い親友は、助けてくれない。


本当にどうしよう。


「俺から逃げるってことは、後ろめたい気持ちがあるって事だよな?」


「そそそそ、そんな訳無いじゃん。」


うわっ!かみまくった・・・


「ん?なんでそんなに焦ってるのかな?」


ひえー。


直人の黒いオーラがヤバい!


直人って悪口いわれて・・・というか、心の中で言ってただけで怒ってたっけ?


短気だな。


「お前また悪口言っただろ?」


ええーナンデバレテルノ


エスパーかいっ!


そんな虎に睨まれてるウサギを助けてくれたのは、


「山海くん。そろそろやめて、話合いに参加してくれませんか?」


と言った涼聖くんだった。