「え?何?何に集中するの?ねぇ何?」
しつこく律斗が聞いてくる。
「もおー!集中できない! 帰る!」
少し怒りながら帰る準備をした。
「あっ!待ってよ! じょーだん!
じょーだんだから!帰らないでよ!//」
律斗が一生懸命に言ってくる。
「うぅっ。。」
またこの顔。。
困ったときとか、お願いするときはいつもこの顔。
仔犬みたいな可愛い顔。
「わ、分かったよ。。」
この顔されると、
いつも断れないんだよなぁ。
「じゃぁ、もぅ邪魔しないでよね!」
きつく言ってみた。
「そう言えば、龍や、律斗達って、
この前のテスト、ヤバかったよね?」
祐斗が笑ながら言うと、
龍達が、冷や汗をかきながら、
教室を出ようとする。
捕まったけど。
そして、皆で勉強することになった。
