「久しぶり、清水…遥花だよな?」 


「前原一斗(まえはらかずと)…だよね…?」


まさか本当に彼に会えるとは思わなかった。


顔がどんどん熱くなっていくのがわかる。


「一斗ー!」


「あっ呼ばれてるからもう行くな」

「あっ…うん」



その後、彼は手を振りながら友達のところに行ってしまった。


ヤバイ。

絶対顔真っ赤になってる。


「遥花ー!なにやってんのー?はやくはやくー」


あたしは走って二人のところに行った。


「あれ?なんか顔赤くない?リンゴみたい!」


その後は二人から色々からかわれたけど、何も耳に入らなかった。