「この、無自覚の鈍感!」

しまいにはそう言われてしまったよ。


意味がわからなくて首をかしげてみるが、

そんなあたしのことはスルーしてクラス発表の紙のところへいってしまった。

…ううっ悲しい……


行ってしまった二人の後を走って追いかけようとしたら、人にぶつかってしまった。

ドンッ!


「あっすみません」

ぶつかってしまった相手を見たとき……



…時間が止まったかと思った……


「えっ?」


だってそこにいたのは………



あたしがずっと探していた彼だったから…