彼にもう一度恋をして


「嘘ってなんだよー、失礼だなー」



「あ、えっと、いや、別に…」

あーもう!急に話しかけてくるからめっちゃキョドっちゃったじゃん!


「まーいいけどさっ!とりあえずよろしく」

そう言って一斗は手を差し出してきた


えっ何?なんで手?


「よろしくの握手だよ!」

一斗は少し強引にあたしの手を掴んで握らせた


やばい…どうしよう
あたしめっちゃドキドキしてる
心臓破裂しそう


この心臓の音伝わってないよね?


ちらっと一斗の方を見てみると一斗は優しく微笑んでいた


またドキドキが加速した…


この出来事があたしの恋の再出発となった