溺愛幼なじみと同居中♪

少し元気になった。


先輩のおかげで……



教室に入るとまず恋したことを
沙雪ちゃんに話した。



そして次に京ちゃんと距離を置いていること。





「鈍感だね。苺花は。」





「え?」






「あ。なんでもないよ?先輩にお兄ちゃんになってもらえば?なんか、苺花と翔太先輩お似合い。」





ニヤニヤ笑う沙雪ちゃん。




私と先輩がお似合い!?




そんなぁ…先輩に失礼だよー。





「あっ。大西くん!」



「えっ!?」




沙雪ちゃんは廊下の方を指差す。




かわいい小柄な女の子と、京ちゃんが一緒に歩いている。




なにかな?告白かな?




気になった私は立ち上がった。




「苺花!?どこ行くの?」



「沙雪ちゃん、私行ってくる。」





そう告げると二人の後を追った。