「邪魔しないでよね!京平の幼なじみだからって、京平の家に入らないで!」



強い口調で言われて涙がじわっとうかぶ。



なにそれ……



なんであんたにそんなこと
言われなきゃならないの?






---ばしんっ!







「いったぁ!なにすんのよ!?」





私は気がついたら彼女の頬に平手打ちを食らわしていた。




「なんで………あんたなんかが京ちゃんの彼女なの?」




それだけ言うと私は京ちゃんの部屋から走り去った





「苺花!!」





最後に聞こえた京ちゃんの声。




思わず足を止めそうになったけど
振り返らずに走っていった。