私は京ちゃんめがけて走り出した。



そして、ぎゅっと京ちゃんの体を抱き締めた



「苺花!?」




びっくりして振り返る京ちゃん。




「京ちゃん!わたし……京ちゃんと話せないの寂しいよ……」




すごく寂しい。




京ちゃんのことまだ、好きだから。




京ちゃんがわたしのこと好きじゃなくてもいい




恋愛対象として見てくれなくていいから……




また幼なじみに戻ってもいいから




「わたし……京ちゃんの側にいたいよ……
恋人じゃなくてもいいから幼なじみとして……」




「………」






「ずりぃよ。苺花。」