「俺……やっぱり美海(ミウ)のこと好きなんだ………」



美海………



それはこないだわたしを呼び出した怖い女の子……




わたしより…そんな子選ぶの?



最低なのにその人……




ひどい。




ひどいよ…京ちゃん…………





--------パンっ





「京ちゃんのバカ!!」





観覧車の中に響いた音。




わたしは京ちゃんの頬に平手打ちをした





明日で………





一緒に過ごすの最後なのに。




明後日にはお母さんが帰ってきてわたしと京ちゃんは別々に暮らす。




最低だよ。京ちゃん…



ほんと最低。




ありえない。






幸せだったはずなのに……





一気にどん底におとされてしまった。