「ごめんなさい。京ちゃん。」



おでこを触ると冷却シート。



京ちゃん……貼ってくれたんだ。




「おれこそごめん。辛い思いしたよな?」




暗い表情になってる京ちゃん。



こんな顔は見たくない。



いつもみたいに笑ってよ。



ねぇ、京ちゃん……





「ううん。京ちゃん、きてくれたんだもん…嬉しかった。ありがとう。後……そんな顔しないで?京ちゃんがそんな顔してると苺花も泣きたくなる…………ぐすっ……」




言ってる間に涙。




私って…ほんとに泣き虫。