ゴールネットを揺らすのは。


「あの…大和の事なんですけど。」

「…うん。」

「ごめんなさい、昨日たまたま

先輩と弟さんが話してるの聞いちゃって。

大和はずっとひかり先輩でした。

私、あの夏もずっと大和の側にいて

大和を支えてきたつもりでした。

でも大和の心の中には

ひかり先輩しかいなかったんです。

だから…」

「蓮見君は何も悪くないの。

ただ私の中で上手く消化できなくってさ。

陽介も、あ、弟ね?

未来は蓮見君が決めるんだからって

確かにそうなのかもしれない。

でもやっぱり思っちゃうの。

もしここにいなかったらどれほどの希望が

あったんだろうって。」