「ひ!か!り!起きろー!」

「ん…やだ。」

「やだ、じゃないよもうー!」

いつ、どうやって寝たんだっけ…

急に身体中に風が吹き込んだ

「や~莉子~お願い~お布団~」

「だめ!起きるの!

試合出ないにしろキャプテンが

ベンチにいなくてどうすんのよ!」

「うーん…」

「うわ、顔酷すぎ。体は?痛い?」

「腰がちょっと。顔は仕方ない。」

「…ごめんね、ひかり。」

「ううん、私こそごめんね。」

「話したくなかったらいいけどさ。

とにかく朝ごはん食べてくるから

どうにかしておいてね。」