ゴールネットを揺らすのは。


「ひかりにしては珍しいじゃん。」

「何が?」

「素直に悩みを打ち明けるのも

そんな風に感情を押し出すのもさ。」

「…まさかあんな酷い言葉を言っちゃうとは

思ってなかった。」

「確かにひかりに出会ってなかったら

大和は桜ノ宮に行ってなかったかもしれない。

でもさ、出会ったんだから。

それで大和は救われてひかりに会いたいと

思ったんだから。

大和の未来をひかりが台無しにしたって

そんなの未来になんなきゃわかんねえし

未来は大和がこれから決めんだよ。」

陽介がこんなに熱く語るなんて

初めてかもしれない

「来たんだから、ひかりのところに。

だったらひかりはどうしたいか、

それでいいんじゃねえの?」