ゴールネットを揺らすのは。


沈黙を破ったのは蓮見君だった

「俺の話、していいですか。」

コクンと頷く

「あの時、俺は自分を見失っていたんです

何が楽しくてバスケしてんだろって

毎日吹っ掛けられる悪口を聞きながら

毎日のように思ってました。

でも負けるわけにはいかないから

頭で考えることをやめてただひたすら

好きかどうかもわからなくなったバスケに

打ち込んでました。

そしてあの日限界を超えた。」

俯きながら、それでも語り続ける姿は

あの時と重なった