「隣、いい?」

「白築先輩…。」

「今日は、ありがとう。これ、上着。」

「あ、はい。大丈夫ですか?」

「うん、明日は出来ないけど。」

少し風が強い

「これ、着てください。」

さっき返した服が私の肩に掛けられた

「ごめん、ありがとう。」

少し遠くで皆の楽しそうな声が聞こえる

いざ向き合うと何と言ったらいいか

わからなくなった