「きゃーっ!きれーっ!」

「すげっ!とりゃーっ!」

「ごらあっ!新田っ!」

監督が計画した花火は

疲れていた私たちに笑顔をもたらした

_ちゃんと向き合わなきゃいけないな

「莉子、蓮見君知らない?」

「ん?あぁ、それなら向こうに行ったよ」

「わかった、ありがとう。」

海辺を歩くと風が頬を掠める

薄暗い中に1つの背中を見つけた