「ん…っ。」

「あ、目覚めた?」

カーテンが開いて女の人が現れた

「あ、はいっ…った。」

「少し体を強く打ったみたいだから

少し痛いでしょうけど

頭は打ってないみたいだからよかったわ。

でも明日は休みなさいね。」

「わかりました…」

「運んできてくれた彼、かなり焦ってたわよ。」

彼…ってもしかして…

よく見ると布団の上に上着が掛かっている

桜ノ宮の文字と"Yamato"の文字

「後で迎えに来てくれると思うから

それまで寝てなさい。」

「ありがとうございました。」

再びカーテンが閉まって1人になる