ゴールネットを揺らすのは。


「男は単純ですからね、

その上大和はかなり弱っていた。

それにあんたは漬け込んだ。

それであんたにもう一度会いたくて

どうにかこうにか調べて桜ノ宮に

たどり着いた。

なのにあんたは覚えてない。

俺だったらすぐに辞めますけどねー。」

もしそれが本当だとして

私は…

「もし、あんたに出会わなかったら

あんたが声をかけなかったら

あいつは今頃少なくとも今よりは

優れた選手になってただろうに。

全部断ったんですよ、スカウトも。」

何も言えない

私には言い返す権利がない