「どう…いう…こと?」

「不思議だったんですよねー、

あの大和がいくつものスカウト蹴ってまで

何で桜ノ宮に行ったのか。」

全然話が読めない

「覚えてないんですか?

あんたが中学2年の時

大和に出逢ってるんです。」

中学2年の時…

「あいつ、1人だけ1年でスタメンに

選ばれて調子のってやらかしたんですよ。

折角でた試合でコートのど真ん中で倒れて

あの時はざまあみろって思いましたけど」

「調子のってってどれだけ蓮見君が

努力して苦しんだと思ってるのよ。」

"あの時負けたんですよ、皆にも自分にも。"

「じゃあ逆に俺の苦しみわかります?

必至こいてやってきたのに急にどん底に

突き放されたような苦しみが。

ってこんな話したいんじゃないんですよ」