ゴールネットを揺らすのは。


俺らは会場の二階の見学席の所に座った

下では女子の試合が始まっている

「なんかガッカリしたわー、

あんだけ俺と一緒にバスケやろう!とか

言ってたやつがこんなに程度になってて。」

「…何が言いたいんだよ。」

「お前、そんなに仲間が大切なわけ?

そんなにあの女が大切なわけ?」

「お前に関係ねえだろ。」

「低レベルが集まって仲よしごっこして」

「それ以上言ったら殴るぞ。」

「じゃあはっきり言うわ、

お前を見るだけで吐き気がする。

昔からそうだ、皆で頑張ろうとか

仲間だとかそういう甘ったるい言葉ばっか並べて

そのくせ最後はいいところもってくんだ。

そうやって努力もせずに のこのこと

やってんのがむかつくんだよ!」

そのまま拓海はガンッと音を立てて

荒々しく出ていった