ゴールネットを揺らすのは。


拓海のジャンプに負けじと跳んだ新田は

見事にボールをカットした

そしてそのまま俺に回ってくる

拓海がいつも俺をマークしていたせいで

俺はフリーだった

そのままレイアップを決める

「「うおーーーーー!!」」

「大和っ!ナイシュー!」

そんな声がベンチから聞こえる

だがそれどころではなかった

「おいっ!新田っ!大丈夫か?!」

新田が足を抱えて倒れていた

「強く踏み込みすきだ、ばか。」

「いってー…。」

「すみません、替えます。」

「いや、いけます。」

「おいおい、無茶すんなよ。」

「俺の足首ぐるぐる巻きにして下さい。」

「新田、やめろって。」

「それで当分出来なくなったら

もともこもないだろ。」

「だって!まだ必殺技が!

あれは俺と蓮見がいないとできないっす!」

「…どうしますか、監督。」

「マネージャー!包帯巻いてやれ!」

「まじかよ…」

「その代わり一回だけだぞ、決めろ。」

「はいっ!」