ゴールネットを揺らすのは。


「蓮見。」

「はい。」

「焦りすぎだ、別にミスしてもいい。

だからお前のやりたいことやれ。」

「わかりました。」

第三ピリオドが始まる

向こうも同じようにメンバーを変えてきた

それでもこっちは守るので精一杯だ

「やべえな…。」

横で滝沢先輩の本音が漏れている

「なあ蓮見、なんでスリー打たねえの?」

「決まらねえからに決まってんだろ。」

「なんかややこしいな、

決まらねえからに決まってんだろって。」

普通に聞いたら決まってるみたいだなとか

こんな時でもつまらないとこで話が膨らむ

新田が羨ましい

「別にそんなに悪くないだろ、

それを俺らがフォローしたらいいんじゃね?」

「でもそのためには大和のマークを

外さなきゃなんねえな。」

「それはですね…ここで…こうして……」

ーーピーッ

「まあやってみるか。」