なんかすみません、折角もらったのにと
謝ると急に笑いだした
「あははっもう発想が凄いね。じゃ、私も。」
ーーガリガリガリ
「よし、これで大丈夫!」
ああ、もうだめだ
「えっ、ちょ、蓮見君っ、」
「すみません、ちょっとだけ、このままで。」
充電だ、と自分に言い聞かせる
何度抱きしめても壊れそうな体に驚く
最初は戸惑っていた先輩も
暫くすると同じように腕を回してくれる
「俺、勝ちます。
桃山にも、拓海にも、自分にも。」
「うん…大丈夫だよ、蓮見君なら。」
じゃあ行きますか、と体を離そうとすると
一瞬だけ抱きしめる力が強くなった
「はい、パワー注入したから。」
もうこの人には敵わないな
