ゴールネットを揺らすのは。


「…拓海。」

振り返るといかにもチャラチャラした人が

立っていた

着ているジャージには"桃山学園"の文字

桃山学園といえばこの間の大会で優勝した学校だ

「お前、何桜ノ宮に通ってんの?

お前ならもっと上手いところ行けたんじゃね?

ってあーそっかそっか、「黙れよ。」

今まで聞いたことのないような声だった

「先輩、行きましょう。」

「あ、横の人先輩なんだー?

しかも美人!!俺、南條拓海です

よろしくお願いします~」

苦手なタイプ…こういうのは無視だ

「あれ~、無視ですか~?

あーっ!もしかして!って怖いな~大和」

蓮見君はキッと彼を睨んだが

当の本人はケラケラと笑っている

「ここに来てるってことはいつか

試合出来るよな。楽しみだな~。」

それだけ言うとスタスタと歩いていった