「あの…それでなんですけど。」
もぞもぞと蓮見君が動いて
「これ、よかったら…その…」
ポケットから出てきたのは小さな袋
「私に?」
「はい。」
「開けても、いい?」
綺麗なキーホルダーだった
「その、何がいいかわからなくて
結局早希に付き合ってもらいました…」
「可愛い…」
「前に先輩、スマホのキーホルダーが
とれたっていってたから、なんですけど。
気に入らなかったら捨てて下さい…って
聞いてます?」
「ん?」
早速つけると私には少し可愛すぎるほどだ
でも私のことを考えて選んでくれた
その事実が何よりも嬉しい
「ありがとう、嬉しい。」
「…良かったです。」
プイッと顔を背けながらそう言った
蓮見君の顔が少しだけ赤く染まっていたのは
気のせいだろうか
