何と言っていいのかわからない

でも

俺が先輩の過去を少しでも軽くしたいと

思うことは許されないだろうか

「でもやっぱりどうしてもこの季節は

ダメみたい。

今年はちょっと行こうってなったみたい

だけど雨がね…ダメなのよねあの子。」

そう言えばあの時…

バス停で先輩を見つけたとき

雨が降っていた

「せっかくの誕生日もここずっと何も

してなくてね。

夏の思い出も作ってあげられてないの。」

俺に、俺に出来ることはないだろうか

誕生日…プレゼント…夏…思い出…

「あっあの!俺に提案があるんですけど…」