ゴールネットを揺らすのは。


「あ…蓮見大和って言います。

白築先輩にはいつもお世話になってます。」

「こちらこそいつもありがとうね、

ひかりを家まで送ってもらって。」

「え?」

「最近電車で行くようになったから

問いただしてみたらあなたに送って

もらってるんだって。」

「…すみません。」

「ううん、むしろ感謝してるの。

最近あの子帰ってくるなり

今日はどうだった、って嬉しそうに

話してくれるようになったの。

昔のこと考えたらあの子も成長したわ。」

そう言ってお母さんは動かない顔を

じっと見つめた

「お父さんも喜んでるでしょうね。」