ゴールネットを揺らすのは。


「もうすぐ夏ですね」

「そうだねー。」

その日の帰り道

先輩はどこか上の空で

俺はてっきりキャプテンになったことで

不安や責任を感じてるものだと思っていた

だから

「ありがとう、毎日ごめんね。

それじゃ、また。」

「ー先輩っ!」

「…ん?」

「あっ…えーっと…その…

無理しないで下さい!

皆で支えますから!」

俺の事をいつもクールだなんて言うやつが

今の俺をみたらどう思うだろうか

俺でさえもどうしてこんなに

焦って戸惑っているのかなんてわからない