(大和side)

「今までありがとう。

本当にいいバスケ生活だった。

最後の試合、

結果は残念だったかもしれない。

でも俺は皆と戦えた事が何よりも嬉しかった。

ありがとう、いい仲間だ。ずっと。」


もうすぐそこに夏がやってきている

そんな日に俺たちはみんな体育館に

集まっていた

3年生にとって最後の大会は

惜しくもベスト4に終わった

それでも強豪校が犇めく中で

これだけの結果は輝かしいものだ


「いまだに実感わかないよね、

あんなに毎日やってたバスケが

今日で終わっちゃうなんてね…っ」

涙で上手く話せない涼華先輩の背中を

涼汰先輩が優しくさすっている