ゴールネットを揺らすのは。


どうにかこの空気を打開したくて

重い口を開く

「…試合でれないでしょ。」

「あ…はい、今日は1日マネさんです。

それより先輩ー…。」

やばい、このタイミングでそれは

嫌な予感しかしない…!

「さっきの「用意、しようか??」

笑顔で押さえ込む作戦にでた

「………。」

「ね?」

ここは負けられない

「……………はい。」

渋々といった顔で蓮見君は返事をした

踵を返して立ち去ろうとしたとき

それは無意識だった





「…おかえり。」