ゴールネットを揺らすのは。

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「そんな…。」

「それを先生に見られてバスケ部は

新人戦への参加を禁止。

1ヶ月の活動停止。

俺はただ皆でバスケがしたかっただけ

なんですけど…。」

こういう時に気の聞く言葉が1つでも

言うことができたらどれほど彼を救えるだろう

「だから…新田が選ばれた時、

フラッシュバックしたんですよ。

新田にあのときかけた言葉は

あの時俺が言ってもらいたかった

言葉なのかもしれないです。

皆に祝福されて、頑張ろうなって、

そんな姿が羨ましくてそれと同時に

今度は俺がこっちの立場になって

同じことを繰り返すのかもしれないって

そんなことを考えたら怖くなって

それで…「もういいよ。」