ゴールネットを揺らすのは。

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「負けたんですよ、

皆に、何より自分に。

悔しくて悔しくてその日は泣きわめいて

初めてバスケが嫌いになった。

それでも……まあいいこともあって。

俺が続けられたのもそのお蔭ですけど。」

「いいことって…?」

「それは…まあ秘密ですかね。」

「え、なんで?」

「長くなるんでまたいつか。」


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