(星野side)

「ずーっとこんな調子。」

ある昼休み

俺と橘さんは廊下にいて

窓側の席に座り空を見つめる白築さんを

見ている


大和が学校に来なくなってから白築さんは

皆の前では笑顔でいるのだが

ふとした時にどこか上の空になるのだ

「私の前でも無理した笑顔を向けるから…」

ずっと一緒の橘さんとしては相当辛いだろう