「だれか新田がメンバーに入ることに 異議のあるやつ、いるか?」 この空気を破ったのは監督だった 誰1人言葉を発しない 「俺は俺なりに考えて選んだつもりだ。 それは皆も同じらしい。 確かに選ばれなかったやつらは 悔しいと思う、でもな? それは個人の問題だ。 選ばれなかったからと言って 選ばれたやつを僻むのはおかしい。 素直に祝福し、支えるのが仲間ってもんだ。」 蓮見君の顔が一瞬歪んだ気がした でも 監督の言葉にさすがの新田君も 黙りこんでしまった