ゴールネットを揺らすのは。


「白築先輩?」

「い、いつからっ……!」

「んー、先輩がここに来たときから?」

「嘘っ!何で…!」

「凄い勢いでやって来たかと思えば

凄く静かにカーテンを開けて

凄く大きな安堵のため息をついて

凄く優しく俺の髪をなでるんでつい。」

凄く、を強調してくるあたりが意地悪だ

「起きてるなら起きてるって言ってよ!」

恥ずかしさのあまり可愛げのない言葉を

発してしまった

すると私の手首を掴んでいた手が

そのまま私の手を包んだ