「ごめんね…ってそうじゃなくて!

どうして寝てたの?体調悪い?」

「あー…はい、まあ。」

よくよく見れば顔が少し赤い

もしかしてー・・・

反射的におでこに手をあてる

「わっすごい熱!ごめんね、これって

昨日雨の中走ったからだよね?!

ほんとごめんね?!ごめんね?!」

するとクククッと蓮見君が笑だした

「先輩、謝りすぎですよ。

大丈夫です、俺は。

それに折角先輩の傘持ってたのに

ささなかったのが悪かったですし。

でもまあ…そんな余裕がなかっただけ

なんですけど。」