ゴールネットを揺らすのは。


「もういいよーだ。

ほっしーなんて大嫌い。

どうせひかりが好きなんでしょ。」

ひかりが好きだからあんなに怒ったんだ

そう思うとなぜか悲しくなった

手を振り払おうとすると

ぎゅっと強く握ってきた

離してよ、とほっしーの顔を見ると

なぜか辛そうな顔をしていた

だからどうしても離せなくて……

「あ、いや、冗談。嫌いじゃない。

ごめん。でもいつまで手繋ぐの?」

返事がない

するとほっしーが体ごとこっちを向いて

私の両手を握り目を見つめると

「白築さんの事好きだけど…それは

友達としてというか仲間としてで……

俺が本当に好きなのは……」

「橘先輩っ!!!ありました!!!」

パッと手を離す

「あ…お邪魔でした?」

「う、ううん!ありがとう!

やっぱりね……!」