「ミルカ~?朝よー!起きなさい!もうすぐでまゆちゃん来るわよー?」


「はーい……」


はぁ……結局眠れなかった……
昨日あんなことがあったせいで全然寝れなかった。


あの朝霧くんが隣の家に引っ越してきたんだよ!?
なんか変な感じ……


「あーもう!シャキッとしなきゃ!まゆ来ちゃうし!」


私は急いで準備をし家を出た。
すると同時に隣の家のドアも開いた。


「「あ」」


あ、朝霧くんだ……ど、どうしよう。
挨拶したほうがいいのかな……?


「朝霧くん!お、お、おはよ!!」


その声に気づいてこちらを向いた。
彼はゆっくりと口を開き





「あんたさ、隣に引っ越してきたからっていちいちそーいうのいらないから。迷惑。もう2度と話しかけてくるな。」





……はっ!?今、なんと!?


「……え!?今、なんて言った!?」


「は?1回で聞けよ。あのさ、荻野さんってバカでしょ?」


ば、バカ!?……神様、この人本当に学校で騒がれてる朝霧怜央くんですか?


「あ、ミルカ~!おはよ……って、え!?朝霧くん!?」


「え、あ、まゆ……こ、これはですね……」


や、やばい!まゆにこの状況なんて言ったらいいんだろ……