ここはギャングの根城
くさびれた街のバー
ギャングファミリー、スキンヘッズのリーダー紫藤元の縄張りだ
「おい、元。おめえのぼんは昨日から家に帰ってねえってな」
「いつものことだ。息子が家にいねえのは・・それがどうした?」
「いや、ぼんだけじゃない。ヨシのやつも姿がみえねえよな。・・俺達の金を持ち逃げしてから」

ガン!

グラスを強くたたきおく音が鳴り響く
「それは・・俺を責めてんのか?」
「いや、そうじゃねえよ。」
「金を持ち逃げさせた俺を責めてんのか!?」
「いや、あんたのせいじゃないし・・」
「じゃあ誰のせいだ?俺じゃなかったら。・・こいつか?・・いやこいつかな?それとも・・?」
元は話しをしていた男を見る
「ハハ、冗談はよせよ。お、俺は悪くないぜ。おれはファミリーの仕事で遠出してた!責めるんならこいつらをせめろよ」
「聞いたか?オメェら。仲間の統率を乱す言動だ。誰が悪いかって?オメェだ!」

!!

鮮血とともにビール瓶が割れる
その男の頭の上で
「親父」

「ただいま」
紫藤大河である
元の息子だ