二学期に入ってからの、になと私は、毎日、校庭にあるうんていへ通っていた。 私とにながうんていへ通う理由は、「のぼるため」だった。 そのうんていは、ぶら下がる部分以外は、木製で、そのうんていの上には、のぼることができた。 しかし、のぼることは、そう簡単ではなかった。 だから、毎日通い、になと私は練習していたのであった。 しかし、いつものように、のぼることに手こずっているになと私の元へ、2人の子が近づいてきたのである。