私の彼で、俺の女 ~廊下の曲がり角~








「なーんだ、じゃあ俺…」




「俺、あいつのこと好きだから」






松井の言葉を消すように


俺は勝手にそうつぶやいてた





もう訂正なんてできない



いや、訂正なんかしなくていい





「…は?圭が?」






みんなが唖然とする