私の彼で、俺の女 ~廊下の曲がり角~








そして、保健室に行くまでの道で


「難波くん!」



と、うしろから声がした




振り返ると

いつもこいつと一緒にいる女がいた





「…梨花…どうしたの?!」





「とりあえず保健室連れてくから

お前は戻っといていーよ」






もう授業始まるし





「えっ難波くんは?」






「まぁ、どーにかなるし」






授業さぼりたい気分だったし

ちょーどいいや




とか思いつつ

保健室に向かった