私の彼で、俺の女 ~廊下の曲がり角~








「なぁ、南なんかあったの?」





俺の言葉に

千歳は眉を寄せた




「……え?」




え、


なんでそんな顔されないとだめなんだ?





「難波くん…


梨花のこと愚痴ったんでしょ?」






「は?」







ぱっと、


昨日の放課後のことがうかぶ