裏道万屋の事情

それからのあたしは今までで一番本気で頑張ったんじゃないかってくらい必死に課題に打ち込んだ。

嵐は毎日付き合ってくれた。
良い人だ。

気付けば三日なんかとっくに過ぎていて、もう夏休み開始から8日も経っていた。



そして………













『終わったあぁぁぁあ!!!!』


あたしは8日目にして全ての課題を終わらせた。

我ながらよく頑張った!!

もう自分で自分のことを誉めてやりたい!!!!

いや、こうなったら盛大に誉め讃えようじゃないかっ!!!!!!



『叶 菜子偉いっ!!あたしマジ偉すぎる!!!!今のあたしは間違いなくエジソンより偉いっっ!!!!』



辛かった…本当に辛かった…。

特に数学は分からないことだらけだったからやっぱかなり手間取った。

でも全てちゃんとやりきったよあたし??

いや〜マジでパネェよこの達成感。



「菜子お疲れ。」

『嵐〜本当にありがと!!嵐が居なかったら絶対こんな早く終わんなかったもん。嵐のおかげだよ!!』

「でも頑張ったのは菜子自身でしょ。菜子偉い。」

『えーやっぱ??!!やっぱあたしは偉いよね、うん!!』

「……………。」



あれ??
嵐黙っちゃったよ!!

やべーあたしさすがに調子乗りすぎたかっ???!!!

ってか虚しいじゃん何か突っ込んでよ!!!!