「じゃーかったるいけど始めまーす。今日は二ヶ月後に控えた文化祭の出し物について決めまーす。」

「とりあえず黒板に書き出してくんでやりたいものどんどん挙げてくださーい。」











―――文化祭っ!!!!


もうそんな時期か!!


あたしは基本楽しい行事は好きなんだよね。


かったるさ一気に吹っ飛んじゃったよ!!



『文化祭だって樹里ちょん!!』

「………らしいね。」

『あれ〜何かテンション低くない?!』

「当日は良いけどさー、それまでの準備期間がかったるいじゃん??」



ぎゃあっ!!!!


樹里まで千ちゃんのかったるい精神の餌食に??!!


これはいかん!!



『はいはいはーい!!!!』

「はい、叶。」

『あたしは去年飲食店だったから今年はダンスとか劇が良いなー!!』

「「「かったる〜い…」」」



ちょっ!!!!

みなさ〜ん??!!





















「あ、でもさー俺も去年飲食店だったけどめっちゃ混んで超かったるかったぜ??」

「あたしも!!材料揃えるのとかも結構大変だったー。」

「確かダンスは公演が1日2回で劇は1回だけだったはずだよな。公演以外はずっと自由時間らしいよ。」

「マジ?!じゃあ劇が一番楽じゃない??」

「でも練習がかったるい――…」

「いやでも――…」

「主役とか――…」

「あ、じゃあ――…」



何やかんやで話が勝手に進んでいってる。